【モーガン】 「害心の連鎖」まとめ

下記同一内容の番組のまとめを書きます。

放送局 / 番組名 タイトル
Science(米)2017年 S8-4
Through The Wormhole
Is Gun Crime a Virus?
Discovery Channel(米)
モーガン・フリーマンが語る宇宙
害心の連鎖

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。

その他のタイトルの一覧はこちらです。

導入部より引用

アメリカでは17分に1人、銃で人が殺されています。

この暴力の連鎖を政治の力で食い止めるのは困難です。

ならば科学の力で銃犯罪が広がる仕組みを突き止め、事件を防ぐことは可能でしょうか?

銃がもたらす心理的影響とは?

銃犯罪は疫病なのか?

ウィルスのように伝染するものなのでしょうか?

概要

原題は「Is Gun Crime a Virus?」で、テーマは銃犯罪です。

銃犯罪を減らす方法として、下記の案が紹介されています。

・地元の火種に詳しい人に協力してもらう
・データから銃犯罪を予測する
・スマートガンで銃を使える人を認証する
・銃を持たない方が攻撃性が低くなる
・ストレスの少ない環境にする

詳細

■ 銃犯罪は伝染する?

(1) シェリー・タワーズ(統計学者)
・メディアを介して銃犯罪は伝染するのではないか?
 ・事件の発生から13日前後は伝染の恐れがある

■ 銃犯罪を予防する方法

(2) ゲーディー・スラトキン(伝染病学者)
・「キュア・バイオレンス」
 ・警察ではなく地元の人材を雇用して銃犯罪の防止に取り組んで成果を挙げている。
 ・地元の人材なら地域内のもめごと、火種を知っているから。

(3) マイルス・ワーニック(イリノイ工科大学)
・シカゴの銃犯罪予測システムを開発

(4) アンドリュー・パパクリストス(社会学者)
・銃犯罪はごく限られた人間のつながりの中で起きている
・「社会的ネットワーク分析」
 ・赤ん坊など、一見銃犯罪の被害に遭う可能性がなさそうな人でも可能性があることを判断できる

(5) チャールズ・ブラナス(伝染病学者)
・銃犯罪のデータを集めた結果、フィラデルフィアでは、銃を持たない人より持つ人の方が銃撃のリスクが4.5倍高かった。
 ・人は銃を所持することで行動が変わる?
・荒廃した環境にいるとストレスが増す

(6) ブラッド・ブッシュマン(心理学者)
・シミュレータを使った実験の結果、銃を持っていると攻撃的になる傾向が出た。
・自分ではなく相手が銃を持っているときも攻撃的になるという結果が出た。
 ・本能的な危機回避行動か?

(8) カイ・クレッファー 19歳
・「スマートガン」を開発中
 ・使用者として登録された人にしか使えない
 ・自殺の予防になる
 ・指紋認証
 ・20年前、政府がスマートガンを普及させようとしたことがあったが「武装の権利の侵害だ」という声にあって広まらなかった。

■ 治療法

(7) ケント・キール(神経学者)
・暴力犯罪と脳の関係を調査。
 ・重犯罪を犯した人の脳は、そうでない人の脳より下記の部位が未発達な傾向にあった。
  ・偏桃体、前帯状皮質、眼窩前頭皮質
・人間の脳は経験で変えられる
 ・受刑者のよい行いを積極的に褒める(減圧プログラム)ことで効果あり

感想、個人の意見

物理とは少し離れた内容ですが、一応モーガンフリーマンシリーズなのでまとめて書きました。

すべてのエピソードが、銃を持つことは認めたうえで「銃犯罪を減らすには?」という話でした。
この分野には全然詳しくないのですが、単純に日本のように銃を禁止してしまうというのではダメなのかな。

シリーズのタイトル一覧はこちらです。

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