下記同一内容の番組のまとめを書…
【モーガン】 「地球ハック」まとめ

放送局 / 番組名 | タイトル |
Science(米)2017年 S8-3 「Through The Wormhole」 |
Can We Hack the Planet? |
Discovery Channel(米) 「モーガン・フリーマンが語る宇宙」 |
地球ハック |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。
その他のタイトルの一覧はこちらです。
導入部より引用
地球は危険に満ちています。巨大化する嵐。
頻発する地震。
蔓延する恐ろしいウィルス。
ただ降参するしかないのか?
それとも今こそ立ち上がるときでしょうか?
気候のコントロール。
自然エネルギーの利用。
種を絶滅させ別の種を復活させる-
自然界を変えることは可能なのか?
私たちはこの地球をハッキングできるでしょうか?
概要
感染症、ハリケーン、食料問題、温暖化、などの問題を、科学の力でどうにかしようとしている事例を紹介しています。詳細
■ 蚊が運ぶ感染症(マラリア、黄熱病、ウィルス性脳炎、デング熱など)(1) ギレルベ・トリベラード(ブラジルの昆虫学者)
・デング熱にかかったことがある。
・ジカウィルス
・オキシテック社の研究チーム
・殺虫剤の代わりに遺伝子を組み替えた蚊を野に放つ。
・すべてオスの蚊
・オスは人を刺さない
・これと野生のメスの蚊からできた蚊は成虫になる前に死ぬ
・1年間で、デング熱の発症者が133人から12人に減った
・生態系を人工的に操作することに抵抗を感じる人もいる。
■ 自然災害
(2) スティーブン・ソルタ(イギリスの発明家)
・ハリケーンによる被害を減らすには、嵐のエネルギー源を断ち切るしかないと考えている。
・温かい水を深海に沈めることで海面付近の温度を下げる
■ 食料不足、砂漠化
(3) マイケル・パウリン(建築家)
・バイオ・ミミクリー
・自然界に発想を得てデザインを創造すること。
・地球人口を養うためには、今でも耕地面積が足りない。
・砂漠で農業ができるようにするために、砂漠で大気から水を集める温室を考案
・ナミブ砂漠に棲むゴミムシダマシをヒントにした。
(4) ベス・シャビロ(分子古生物学者)
・絶滅した種を復活させる
・大型の草食動物(マンモスなど)がシベリアのツンドラ地帯に復活すれば豊かな生態系が復活する
・クローン再生には生きた細胞が必要なので、現代のゾウと組み合わせることになる
■ 二酸化炭素による温暖化
(5) ジェフリー・ホームズ(エンジニア)
・大気中のCO2を回収してリサイクルする設備を開発、稼働中
・取り込んだCO2を原料にして炭素燃料を作る
・大規模
・効果が表れるには数十年
(6) デイビッド・キース (カーボン・エンジニアリング創始者)
・間に合わないかもしれない
・太陽放射管理
・地球に日よけを施す
・硫酸の雲を作る
・スモッグ、酸性雨などの副作用
■ 宇宙のエネルギー資源を活用する
(7) ポール・ジャフィー(衛星技術者)
・宇宙での太陽光発電
・課題は発電した電力を地上へ送る方法
・電波で送ろうとしている
・生物に悪影響はない
感想、個人の意見
人工的に環境を作り替えることに抵抗感を感じる人も多いのではないでしょうか。私はそうです。
例えば(1)の事例は、感染症を減らすために、遺伝子操作で人を刺すオスの蚊を絶滅させようという例ですが、それによる副作用が心配です。蚊が絶滅したら蚊を捕食する生物は減るでしょうし、人間の知らないところで蚊が地球環境の維持に重要な役割を果たしているかもしれません。
(2)の海水をかき混ぜる案なんて、海の生態系をめちゃめちゃに破壊してしまう危険を感じます。
唯一特に副作用がなさそうで「これはいいな」と思えたのは、(3)の砂漠で大気から水を作る案くらいでした。
シリーズのタイトル一覧はこちらです。
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