下記同一内容の番組のまとめを書…
【モーガン】 「私たちが存在する理由は何か?」まとめ
放送局 / 番組名 | タイトル |
Science(米)2015年 S6-3 「Through The Wormhole」 |
Are We Here for a Reason? |
Discovery Channel(米) 「モーガン・フリーマンが語る宇宙」 |
生きることの意味 |
Eテレ(NHK教育) 「モーガン・フリーマン 時空を超えて」 |
私たちが存在する理由は何か? |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。
その他のタイトルの一覧はこちらです。
導入部より引用
私たちが生きる意味とは?人類は数十億年も続いてきた進化の産物として今ここに存在しています。
単に生物としての欲求を満たすために生きているわけではなさそうです。
人類が獲得してきた知識には何か最終的な目的があるのか?
私たちは自らの手で運命を作り上げているのでしょうか?
それとも無作為なハプニングの連続なのでしょうか?
私たちの存在に何か特別な理由があるとしたら?
要点
生命の存在理由について、いろんな角度からの説を紹介しています。詳細
特別な理由があるとしたらその候補は?(カッコ数字は番組内の紹介された順番)
1. DNA
(2) リチャード・レンスキー(進化生物学者)
・将来大当たりのDNAになりえるように子孫に引き継いでいる
2. 化学物質が生き残って進化すること
(1) リー・クローニン(生化学者)
・エネルギーと物質があれば、長い年月をかけて化学物質は生物へと進化する。それが自然の法則。DNAは不要かも。
・単なる化学物質を生物に進化させる実験中。
・ランダムな化学物質の配合液のしずくを水に入れると、しずくは水の中で運動、分裂、振動し始める。生物っぽいしずくだけを残して次の世代で無作為な変化を加える、ということを繰り返す。←面白い
3. 生きる目的は昔と今で違う。基本は今は家畜化されている。
(3) ラジブ・カーン(遺伝学者)
・野生のヤギ ⇒ 家畜のヤギ
・オオカミ ⇒ 犬
・野生のウシ ⇒ 家畜のウシ
・ヤマネコ ⇒ ネコ
・人 何でも屋 ⇒ 専門家
4. 情報の効率的な複製と拡散
(4) スーザン・ブラックモア(進化論研究者)
・ミーム(文化の遺伝子)が広がるのに利用されている
・現代のデジタルミーム「トリーム」が勢いを増している。
(5) サラ・ウォーカー(物理学者)
・生命は情報処理、自己複製するアルゴリズム。
・進化は、より優れた情報処理機を作ろうとして人類を生み出した。
・テクノロジーの進化も同じ。
(6) 生命は崩壊の間際? ⇒ ジェームズ・セスナ(物理学者)
・進化は必ずしも成長を意味しない。
・例えば耳、目は今の環境に対して最適化され過ぎている。
・最適化され過ぎると環境が変わったときに対応するのが難しくなる。
5. 生命が存在する意味は、その意味を探すことそのもの
(7) トニー・バロウ(心理学者)
・目的意識によって目の前の障害が苦ではなくなる。
感想、個人の意見
個人的に一番興味があったのは(1) リー・クローニンさんの実験です。
シャーレの中にいろんな化学物質を入れていって、生物っぽいものを作る実験です。まるで生物のように動き回る様子に驚きました。
昔テレビで、「生命はタンパク質のスープから発生した」という説が紹介されているのを見て「どうやったらそうなるんだろう?」と思ってたんですが、まさにそれを実験室で再現するのを見せてもらった気分でした。
ミームやら情報やらの話は、それが事実だとしたら誰が何の目的でそれを仕組んだのか?という疑問があります。
最後の「目的意識によって目の前の障害が苦ではなくなる」というのは共感できますね。
シリーズのタイトル一覧はこちらです。
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