【モーガン】 「重力は幻想なのか?」まとめ

下記同一内容の番組のまとめを書きます。

放送局 / 番組名 タイトル
Science(米)2014年 S5-7
Through The Wormhole
Is Gravity An Illusion?
Discovery Channel(米)
モーガン・フリーマンが語る宇宙
重力の正体
Eテレ(NHK教育)
モーガン・フリーマン 時空を超えて
重力は幻想なのか?

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。

その他のタイトルの一覧はこちらです。

導入部より引用

私たちが常に感じている力、それが重力です。

しかし物理学者にとって重力は今も未解決の謎です。
なぜ重力はあらゆるものを引き寄せるのでしょうか?
最先端の科学がその謎に迫ろうとしています。

実は、重力は別の力が姿を変えたものなのか?
投影されたホログラムなのか?
あるいは、揺らめく蜃気楼なのか?

あらゆる物体には本当に重さがあるのか?
あるいは重力とは単なる幻想なのか?

要点

重力波の存在は実験で確認できたが、重力子は未発見。
重力子の正体について、「実はグルーオン」「実はエントロピー」という説を紹介。

他にも反物質との関係、量子力学との統合などにも触れています。
ブラックホールが説明できれば重力がわかるかもしれません。

詳細

■ 重力波は存在する(測定済の事実)

(1) ナルギス・マヴァルヴァラ(天体物理学者)
・重力波を観測する方法を開発した⇒LIGOへ。2015年重力波検出。

■ 重力を媒介する素粒子は重力子(2018.02時点で未発見)ではなく2つのグルーオン?

(2) ツヴィ・バーン(量子物理学者)
・「ユニタリ性メソッド(大きな問題を小さく分割する方法)」で考えたら、「重力子は2つのグルーオンがペアになったもの」と考えれば説明がつくことがわかった。
 ・そうだとすると重力は強い力が別の形をとったものということになる。

■ 物質と反物質なら重力が斥力になる?

(3) ドラガン・ハジュコヴィッチ(物理学者)
・この宇宙を膨張させているのはダークエネルギーではなく物質と反物質の反発ではないか?
・そうだとするとダークエネルギーという未知のものを持ち出す必要はなくなる。

■ 相対論の重力と量子力学が両立できた?

(4) ハーマン・ヴェリンデ(理論物理学者)
・「ツイスターホログラフィー」理論を提唱。
 ・重力子の視点に立つと、空間はロジャー・ペンローズの「ツイスター空間」になり、私たちにとっての点や線がまったく別のものになる
  ・重力子の移動する通り道は点になる ⇒ 相対論の重力と量子力学を両立。
  ・ホログラフィック原理を先取りしていたことになる

■ 重力の正体はエントロピー?

(5) エリック・ヴェリンデ(理論物理学者)((4)の双子の兄弟)
・エントロピーを増やそうしてリンゴは木から落ちる。
・質量をもつ物体が重力を感じるのは、宇宙がその物体の内部でエントロピーを増大させているからではないか?
・重力は自然界の基本的な力と決めつけることはできない

■ ブラックホールがわかれば重力がわかる

(6) ショーン・キャロル(物理学者)
・量子もつれのパートナーは1度に1つだけだと思われているが、ブラックホールの事象の地平面では1度に複数のパートナーを持つと考えなければ矛盾が生じる。
ブラックホールは炎の壁に囲まれていて、そこにたどり着いたものは焼き尽くされると考えれば矛盾は解消する。

(7) シェップ・ドールマン(天文学者 / EHTプロジェクト代表)
・今の重力の理論がブラックホールにも適用できるかはわからない。
・ブラックホールを観測する地球規模の望遠鏡を開発。

感想、個人の意見

不勉強のため、個々の説について上に書いたこと以上の詳しいことはよくわかりません。

仮説を思いついたら下記の2つを確認する必要があると思います。
(1) 理論上矛盾がないこと
(2) 実証する実験結果が得られること

いずれの仮説も(2)が難しいですね。。



シリーズのタイトル一覧はこちらです。

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