【モーガン】 「パラレルワールドは存在するのか?」まとめ

下記同一内容の番組のまとめを書きます。

放送局 / 番組名 タイトル
Science(米)2011年 S2-6
Through The Wormhole
Are There Parallel Universes?
Discovery Channel(米)
モーガン・フリーマンが語る宇宙
並行宇宙
Eテレ(NHK教育)(日本)
モーガン・フリーマン 時空を超えて
パラレルワールドは存在するのか?

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。

その他のタイトルの一覧はこちらです。

導入部より引用

もし、私たちの地球と違う運命のもうひとつの地球があるとしたら?
そこでは人類は恐竜に脅かされているかもしれません。

初めて月面に降り立つのがロシアの宇宙飛行士になったり、あるいは地球自体が瞬く間に滅ぶ運命かもしれません。

単なる空想とは言い切れません。
宇宙には人が感知し得ない別次元の現実があることを科学者たちは突き止めようとしています。

パラレルワールドは存在するのでしょうか?

要点

大別して3つの視点が紹介されていました。
  • 宇宙のどこかにそっくりさんがいるかも
  • 量子力学的な多世界
  • マルチバース(複数の宇宙が存在する)

詳細

■宇宙のどこかにそっくりさんがいるかも
  • 「統計学的に、宇宙のどこかにまったく同じ人物がいてもおかしくない」マックス・テグマークさん(宇宙学者)
■量子力学的な多世界
  • 「どんな物体も同時に2か所に存在できる。レーザーポインタの透過・反射と同じ」マックス・テグマークさん(宇宙学者)
  • 「波の収縮ではなく多世界を考える」フランク・ティプラーさん(物理学者)
  • 「マクロでも量子力学的な現象を起こす実験に成功」アンドリュー・クリーランド(実験物理学者)さん
■マルチバース(複数の宇宙が存在する)
  • 「まだ物質世界と衝突していない反物質の宇宙があるかもしれない」ジョアン・ヒューエットさん(理論物理学者)
  • 「宇宙の一部で別の宇宙が生まれる」アンドレイ・リンデさん(天文学者)
  • 「第4の空間次元があるというブレーンワールド(膜宇宙)説。他の宇宙とはブラックホールでピン止めされている。別宇宙の重力なら感じられるかも(それがダークマター(暗黒物質)?)ビッグバンはブレーンどうしの衝突?」ポール・スタインハートさん(物理学者)
  • 「ブラックホールから新しい宇宙が生まれる。ガンマ線バーストは母宇宙からの信号かも」ニコデム・ポプラウスキさん(物理学者)

感想、個人の意見

上に書いたように、ひとくちに「パラレルワールド」といってもいろんなとらえ方があるようです。

私が特に興味があるのは量子力学の多世界最釈です。
理由は、量子力学の「観測したときだけ波束が収縮する」という法則が成り立たなくてもよくなり、なんとなくその方がしっくりくるからです(例えば下記参考文献)。

どの種類のパラレルワールドにしても、本当にあるとしたら、意識がどのワールドに宿るのかはどうやって決まるのかが気になります。


シリーズのタイトル一覧はこちらです。

・参考:
量子力学が語る世界像―重なり合う複数の過去と未来 (ブルーバックス)

「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)

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