【コスモス:時空と宇宙】 (13)「未知を楽しむ」 まとめ
放送局 | ナショナルジオグラフィック |
番組名 | コスモス:時空と宇宙 (1)「銀河に立つ」 |
原題 | Cosmos: A Spacetime Odyssey Standing Up In The Milky Way |
放送日時 | 2014年 |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
2018年7月現在、Amazonビデオでも見ることができます。
タイトル一覧はこちらです。
導入(ホームページより引用)
アメリカ大陸発見前にヨーロッパ人が作った史上初の地球儀には、3つの大陸と海しかありませんでした。しかし彼らの地球に関する知識は、今の私たちの宇宙に関する知識よりずっと豊富です。
観測可能な1千億個の銀河、無数の恒星、惑星、月を合わせても、全宇宙のわずか4%に過ぎません。
科学は「分からない」という事実を謙虚に受け止め、その答えを探し続けます。
そして暗黒エネルギーのような大きな謎の出現を心待ちにしているのです。
概要
最終回のテーマは、宇宙についての人類の認識の変遷です。詳細
■ 昔・古代アレクサンドリア
・図書館に当時の知識が終結されていた。
・地球が宇宙の中心だと思っていた
・マルティン・ベハイム(ドイツの地理学者。1459~1507)
・地球儀を作った。アメリカ大陸の存在を知らなかった。
■ 宇宙線、重力レンズ、暗黒物質、暗黒エネルギーをめぐる発見の歴史
・ヴィクトール・ヘス(アメリカの物理学者。1883~1964)
・気球で高度5000mまで上昇し、宇宙線を発見した
・宇宙線・・・宇宙空間を高エネルギーで飛び交う極めて小さな粒子
・宇宙線は太陽から来るわけではないことも発見した
・ほとんどが大気に吸収される
・フリッツ・ツビッキー(アメリカの天文学者 1898-1974)
・宇宙線は超新星爆発で生じることを発見した。
・中性子星の存在を予言し、35年後に実際に見つかった。
・パルサー
・重力レンズの存在を提唱。40年後、実証された。
・暗黒物質(ダークマター)の存在を予言
・ヴェラ・ルービン(アメリカの天文学者 1928-)
・アンドロメダ銀河の内側と外側が同じ速度で回っていることを発見
・暗黒物質の存在を支持する結果。
・エドウィン・ハッブル(アメリカの天文学者。1889-1953)
・宇宙が膨張していることに気づいた
・遠い銀河ほど早く遠ざかっていた
・宇宙は単なる膨張ではなく加速膨張していることがわかった
⇒暗黒エネルギー(ダークエネルギー)
■ ボイジャー1号、2号による惑星探査
人類の探査機で太陽系の外を目指しているのはボイジャー1号、2号の2機だけ。
・1977年に打ち上げ
・太陽系を探索、いろんなものを撮影してきた。
・木星
・大赤斑
・衛星イオで活火山を見つけた
・別の衛星エウロパで地表の氷の下に海を見つけた
・水の量は地球の2倍以上
・土星
・土星の輪は氷の粒であることを突き止めた
・衛星タイタン・・・地球の5倍の濃さの大気、炭化水素の海
・海王星(ボイジャー2号)
・初めて撮影
・時速1600kmで風が吹き荒れている
・衛星トリトンでは氷の火山から液体窒素が8km噴出
・太陽風の影響が及ぶ範囲である太陽圏(ヘリオスフィア)から脱出した
(ボイジャー1号)
・太陽風・・・太陽から放出される電気を帯びた粒子の流れ
・太陽圏外は強い宇宙線。
・超新星爆発が起きると太陽圏は押される。
・太陽圏の境界が地球の軌道あたりまで押されたのは200万年前。
・海底のマンガン団塊(マンガン・ノジュール)でわかる。
・ボイジャーは星間空間を今も旅しながら、光で何時間も離れたNASAのジェット推進研究所と交信している。
・ボイジャーは地球と交信できなくなっても残っている任務がある。
・地球人から宇宙人へメッセージを伝えること。
・地球の位置がわかるような情報がレコードに刻まれている。
・レコードには地球のいろんな音も刻まれている
・レコードの寿命は10億年。
・カール・セーガンは、NASAを説得して、ボイジャー1号が海王星を過ぎたら振り返って地球の写真を撮らせた
⇒ペール・ブルー・ドット(「青白い点」)
=====最後の言葉=====
科学とは、私たちが勘違いしないための手段。
多くの人が科学に関わることで科学の悪用は防げる。
子孫たちにもつないでいこう。
====================
感想、個人の意見
ボイジャー1号、2号がこれほどいろんな偉業を成し遂げてきたことは恥ずかしながら知らず、勉強になりました。タイトル一覧はこちらです。
0