【解明・宇宙の仕組み】 「木星」 まとめ

下記番組のまとめを書きます。

放送局ディスカバリーチャンネル
番組名解明・宇宙の仕組み
S3-3「木星」
原題HOW THE UNIVERSE WORKS
「Jupiter: Destroyer or Savior?」
放送日時2014年

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。

タイトル一覧はこちらです。

導入部より引用

木星。

私たちの惑星において最大の惑星です。

渦巻く雲に覆われたこの惑星は、太陽系の形成に大きな役割を果たしました。
さらには生命の誕生にも。

木星は巨大なガス惑星です。

それは太陽系全体を支配し、その運命をも左右します。
過去、現在、そして未来に渡って。

概要

木星特集です。

内容は
・木星の基本的な情報
・重力によるエネルギーの自給
・太陽系での影響、役割
・生命の可能性
・遠い未来の姿
など。

詳細

■ 基本情報

・英語名 Jupiter
・地球に比べるとすべてがケタはずれに大きい
 ・宇宙人から見れば太陽系は太陽と木星だけかも
・衛星は確認されているだけで67個。
・巨大な磁場を持つ
・見えているのは雲
・体積は地球の1000倍以上
・自転の速度は太陽系最速

■ 雲の中のコアはどうなっているか?

・1995年、NASAが木星の大気の中に調査機(プローブ)を投入した
 ・50分くらいで失われた
・雷が鳴り、すさまじい気圧
・大気の90%は水素
・温度は150℃以上
・秒速200mを超える風
・木星の奥深くに行くにつれ、圧力で
 水素 ⇒ 液体水素 ⇒ 液体金属水素 になる。
・中心核がどうなっているかは謎。
 ・岩石、氷、などの可能性

■ 重力による熱に変わることで少しずつ小さくなっている

・年間数ミリ程度
・現在は誕生時の2/3の大きさ
・あと1兆年、縮み続けるかもしれない
・表面の模様は熱の対流によるもの
 ・太陽エネルギー以外のエネルギー源

■ 巨大ハリケーン「大赤斑(だいせきはん)」

・地球が2つ入る大きさ
・300年以上続いている
 ・地表がないので自転がエネルギーを与え続ける

■ 大きいことの原因

・46億年前、原始太陽が誕生。
 ・周囲のガスやチリから木星が早い段階で生まれた。
  水、氷でできた彗星、岩石などを飲み込んで成長した。
・単なる岩石惑星だと地球より少し大きいくらいにしかならないが、氷があることで接着剤の役割になって巨大な岩石惑星が生まれて、そこに水素が引き寄せられることでガス惑星になった

・もっと大きくなっていたら中心で核融合反応が起こって恒星になっていた

■ 木星が太陽系に与えた影響(グランド・タックモデルという仮説)

・木星は誕生当時、今より3割ほど太陽に近い位置にあった
・ガスやチリとぶつかって速度を落とし、太陽に近づいていった
 ・この過程で、本来なら火星を作るはずだった物質を飲み込んだ
 ・同時に、大量の物質を太陽系の内側に押しやった
 ・土星のおかげで途中で方向転換して外側に向かった
  ・木星が押してきて残された岩石から地球ができた
  ・火星の外側の小惑星帯も木星が押しやった名残り
・今の位置に落ち着いてからも、木星と土星が太陽系外から彗星や小惑星を引き寄せた。
 ・天王星と海王星はさらに外に放り出された
・地球上に存在する水は、おそらく木星の力で進路を変えられ、地球に衝突した彗星の氷。
・木星は、地球に衝突しそうな彗星を重力で太陽系の外に放り出してくれている。

■ 生命は?

・木星の衛星「エウロパ」にいるかもしれない
 ・木星の衛星「イオ」は火山活動が活発
  ・噴出した化学物質やイオンは木星の磁場によってエウロパに運ばれる。
 ・エウロパの氷の下には海があると推測。
  ・重力が熱を発生させている。
   ・実際2012年、エウロパの南極で2つの間欠泉を発見した。
   ・熱水噴出孔があるかもしれない

■ 木星の未来の運命は?

・50億年後、膨張した太陽に土星が飲み込まれることはないと思われる。
 ・木星の衛星、エウロパが人類の移住先になるかもしれない
・太陽が白色矮星になっても木星はそのまま存在し続ける
 ・木星の重力によるエネルギーがあるから

感想、個人の意見

木星だけについて1時間語られる番組は初めて見ました。
1時間見れば、木星が太陽系の中では一番大きなガス惑星だということはしばらく記憶に残りそうです。


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