【解明・宇宙の仕組み】 「太陽系第9惑星の謎」 まとめ

下記番組のまとめを書きます。

放送局ディスカバリーチャンネル
番組名解明・宇宙の仕組み
S5-1「太陽系第9惑星の謎」
原題HOW THE UNIVERSE WORKS
「Mystery of Planet 9 」
放送日時2017年

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。

タイトル一覧はこちらです。

導入部より引用

私たちはこの地球がある太陽系の真の姿を知っているのでしょうか?

最新の研究結果が太陽系の外縁部に未知の巨大惑星がある可能性を示唆しています。

質量は冥王星の5000倍、地球の10倍とも言われます。

太陽系第9惑星「プラネット9(プラネットナイン)」とは、

岩石でできているのか?氷でできているのか?

ガスに覆われているのか?

太陽系以外の場所で生まれた可能性はあるのか?

そして太陽から1800億キロ離れたこの世界に生命は存在するのでしょうか?

概要

海王星からはるか離れた位置で楕円軌道を描く第9惑星(プラネット・ナイン)がありそう。
直接は確認できていないが間接的なデータがそろっている。

第9惑星はどこで生まれてどうやって今の形になったのかについての仮説を紹介。
・岩石(スーパーアース)説
・氷説
・気体説
など。

その衛星には生命がいる可能性もある。

詳細

■ 背景

カイパーベルト・・・太陽系の海王星軌道(太陽から約30 AU)より外側の黄道面付近にある、天体が密集した、穴の空いた円盤状の領域

2014年、いくつかの小天体がカイパーベルトを大きく外れる楕円軌道を描くことを発見。
⇒ カイパーベルトの外側に9番目の惑星がある!?

計算と観測の照合の結果、直接観測したわけではないが、どうやら第9惑星は存在しているらしいことが間接的に確認できた。
しかし存在している可能性が高いということ以外、何もわかっていない。

■ 既知の情報

・公転周期は1万年以上
・質量は地球の10倍

・太陽をサッカーボール程度だとすると・・・
 ・水星、金星、地球は太陽から50m以内にあり、大きさはコショウの実ほどもない。
 ・木星は太陽から100メートル以上離れる。大きさは飴玉程度。
 ・海王星は太陽から800メートル。
 ・第9惑星は太陽から30キロ離れた位置。

■ どんな星か?(仮説)

・「岩石惑星」説(スーパーアース)
 ・太陽からの光はわずかしか届かず地表は雪と氷に覆われている
 ・内部に熱を蓄えていて火山活動がある。
 ・どこでどうやって誕生したのか
  ・太陽系には水星、金星、地球、火星に加えて第9惑星を作るほどの物質は存在しなかったと考えられている

・太陽系の外縁部で生まれた「氷の塊」説
 ・内部に液体の海がある可能性がある
 ・巨大な「スーパー冥王星」のようなもの
 ・重力で内部に熱を持つ ⇒ 氷の火山
 ・太陽系の外縁部にそれほど大きな星がないことやそれほど物質が存在しないことを考えると可能性は低いかも。

・「ガス惑星」説
 ・「ミニ海王星」のようなもの
 ・一番可能性が高いと考えられている。
 ・大気は透明なので核が見えるかもしれない
  ・木星などは大気が透明ではないのでそれができない
 ・稲妻やオーロラがある
 ・計算の結果、太陽系の初期にもう1つガス惑星を加えることで今の太陽系ができた。計算では最終的にそのガス惑星は太陽系の外に弾き飛ばされたが実際は残ったのかもしれない。

・太陽系外で生まれた説
 ・昔は恒星どうしが今より近づいていた
 ・太陽が他の恒星から第9惑星を奪い取ったのかも
 ・第9惑星の組成を調べられれば真偽がわかる。
  ・組成を調べるには、まず直接位置を特定して反射光を分析する

■ 生命の可能性

・第9惑星の衛星には内部に海があって熱水噴出孔付近に生命がいるかもしれない

感想、個人の意見

太陽をサッカーボールとすると、そこから30キロも離れた位置にある、BB弾ほどの第9惑星に太陽との引力が及んでいるというのが意外でした。
素粒子の勉強をしていると「重力は弱い」というイメージがあるので。
逆に言うと、電磁気力などはその重力よりもっと大きいというのも驚きです。

第9惑星、直接観測できるようになってその正体が解明される日が楽しみです。

タイトル一覧はこちらです。

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