【モーガン】 「この世界は“現実”なのか?」まとめ

下記同一内容の番組のまとめを書きます。

放送局 / 番組名 タイトル
Science(米)2013年 S4-8
Through The Wormhole
Is Reality Real?
Discovery Channel(米)
モーガン・フリーマンが語る宇宙
現実とは何か
Eテレ(NHK教育)
モーガン・フリーマン 時空を超えて
この世界は”現実”なのか?

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。

その他のタイトルの一覧はこちらです。

導入部より引用

私たちが生きているのは現実の世界なのでしょうか?
あるいはすべては空想なのでしょうか?

私たちが見ているのはありのままの宇宙なのか?
それとも幻に惑わされているだけなのか?
科学的な観点から、感覚だけでは知りえない隠された現実を明らかにします。

生命や宇宙についての認識は根本から間違っているかもしれないのです。
私たちが生きている世界は実在しているのでしょうか?

要点

五感や脳には限界や人間独自の特性があるので、それらによって現実だと思っているものは現実ではないかもしれない。

詳細

■ 五感で得た情報は正確とは限らない

(1) ラーズ・ローゼンブラム(知覚心理学者)

・脳は足りない情報を過去の経験から推測して補完する
 ・手品はそれを利用している

(2) チャールズ・ファルコ(光工学者)
・視覚には限界や近似がある。機械を使えばよくわかる。
・脳は処理する情報を限定する

■ 人間社会は幻想(超現実)で成り立っている

(3) ジム・バゴット(サイエンスライター)
・脳が現実を作り出している
 ・例えば視覚と聴覚が奪われると、脳は独自の現実を作り上げる
・例えばお金は錯覚(超現実)。リーマンショックでそれを知らされても信じ続けている。

■ 人は都合のいいように解釈しがち

(4) ターリ・シャーロット(神経科学者)
・8割の人はものごとを楽観視する傾向がある
 ・良いことが起きる可能性を過大評価し、悪いことが起きる可能性を過小評価する
  ・バイクに乗ること、喫煙など
 ・良い情報には反応するが悪い情報には反応しない傾向がある
・それが社会をよりよくしていく原動力になることもある。

■ 物理学では直感に反することを真実かもしれないとしている

(5) スティーブ・ナン(素粒子物理学者)
・正体のよくわからない重力は、余剰次元で説明できるかもしれない
 ・LHCで余剰次元の有無の検証実験中

(6) デビッド・トング(理論物理学者)
・現実は本当は2次元で、3次元はそのホログラムかもしれない(ホログラフィー原理(Wikipedia))

■ この世は仮想現実かもしれない

(7) ヤン・ベスターホフ(哲学者)
・現実だと思っていることの世界は、数百年後の子孫が作った仮想現実かもしれない。

感想、個人の意見

五感や脳が感じる現実は、錯覚などもあるので本当の現実ではないかもしれない、というのは納得できます。

であれば、いろんなセンサーが組み込まれた機械が捉えた数字なら現実では?という気がするかもしれませんが、センサーも人間が作ったものなので真実の一部しか見ていない可能性は否定できません(例えば3次元が前提だったり)。

人間にとって五感やセンサー以外に現実を知るための方法はないのでしょうか?
私はその方法の1つがそれが理論物理だと思います。
例えば物理学が信じる対称性。
「もしも世の中にこんな対称性があるならこうなっているはず」という数式が理論的に導かれるからです。
実験での検証が難しいことが多いのですが。。



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