ベクトルは「上に矢印」でOK!

「ベクトルを矢印で書くのは高校生。大学生からはボールド体で書きましょう」

大学1年生のベクトル解析を習ったときに言われたのを覚えています。

こんな感じです。


試験も頑張ってボールド体で解答しました。
けっこう大変です。

しかし放送大学を観ていると講師の方から「え、そうなの?」というコメントがありました。

印刷教材はボールド体です。
手書きでもボールド体で書く人もいます。
ですがけっこう大変だし僕はこれに慣れてないので、上に矢印をつけて書きます。
手で書くときは上に矢印をつけて書くのが一般的です。

(放送大学「物理の世界(2017)」第2回「力と運動の基本法則」7分あたり)

なんと。
私の大学時代の苦労は何だったんだろう。

これからは遠慮なく「上に矢印」でいかせてもらいましょう。


ただし相対論の記述では、印刷物でも4元ベクトルには矢印でもボールド体でもなく
$$X^\mu=(X^0,\vec{X})$$の左辺ように添え字 \(\mu\) をつけて書くのをよく見ます。
右辺の成分表示では、空間成分を表す第2成分以降をまとめて、上に矢印をつけたベクトルで表します(印刷物でも)。

1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です