【解明・宇宙の仕組み】 「火星 生命誕生と絶滅」 まとめ

放送局 | ディスカバリーチャンネル |
番組名 | 解明・宇宙の仕組み S5-6「火星 生命誕生と絶滅」 |
原題 | HOW THE UNIVERSE WORKS 「Life & Death on the Red Planet」 |
放送日時 | 2017年 |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
タイトル一覧はこちらです。
導入部より引用
想像してください。37億年前、生命は絶滅の淵にありました。巨大な天体が衝突、続いて激しい気候変動が起き、さらに大気が消滅。楽園は地獄と化します。地球の話ではありません。火星で起こったかもしれない悲劇です。火星はおそらく太陽系で初めて生命が誕生した場所。だとすれば火星の生命はその後どうなったのでしょう?
ひょっとしたらこの地球に・・・?
要点
火星に生命がいた(いる)ことを示す直接的な証拠はまだ見つかっていない。間接的(環境的)には生命がいたことがあっても不思議ではない条件が整っている。
この番組では、火星では4世代の生命が繁栄と絶滅を繰り返したという仮説に基づいて火星の生命の歴史を説明している。
詳細
火星には4世代の生命がいたという仮説を説明する。■ 第1世代 ⇒ 天体の衝突で滅亡
・かつては火星にも水があったはず。はじめはごく微小な生物。
地球と比べると、火星は地球より小さいので先に冷えて先に生物が生まれた。
・火星には大きな天体衝突の跡(クレーター)がある。45億年前、冥王星サイズの天体が衝突した(ボレアリス衝突)。地表は溶け、大気は宇宙に吹き飛ばされ、海は蒸発した。
■ 第2世代 ⇒ 地軸の傾きによる気候変動で滅亡
・環境は回復した。
・2004年、火星探査機オポチュニティーが火星に水が戻ってきた証拠として金属を含む球状の石を発見。
・第二世代の生命が誕生した。(その頃地球でも生命誕生)
・過酷な気候変動(寒冷期)で滅亡
・自転軸の傾きを示す地層が根拠。80度も傾いていた可能性がある。
(一方地球は月という衛星のおかげで自転軸が安定している)
■ 第3世代 ⇒ 大気と液体の水が失われて、太陽の放射線にさらされて滅亡(?)
・38億年前、バクテリアのようなものが第2世代の危機を乗り越えたたくましい生物がいたかもしれない。
・大気がなくなって液体の水が蒸発してしまったという説。
・大気がなくなった原因の1説は
・第1世代を滅ぼしたボレアリス衝突によって、マントルと核の温度差がなくなる
⇒磁場がなくなる
⇒太陽風にさらされて大気がなくなる
(一方地球は、地球の核にある熱い金属による磁場によって大気は太陽風から守られている)
■ 第4世代
・地下で生き延びている可能性もある。
⇒ 砂丘の間の地下?
⇒ 溶岩トンネルの中?
・火星を脱出している可能性
・地球にやってきている可能性もある
⇒ ボレアリス衝突で飛び散った破片?
⇒ 後期重爆撃期の正体はボレアリス衝突?
⇒ 後期重爆撃期に地球の生命が誕生したこととも一致する
⇒ 地球には火星の破片が見つかっている(事実)
感想、個人の意見
最近火星の生命探査はどこまで進んでるんだろう?と思って観てみました。
まだ直接的に生命の痕跡を見つけてはいませんが、生命がいる(いた)としてもおかしくない条件は整っていたことはわかりました。ワクワクします。
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