【コズミックフロント】 「宇宙は偶然か?必然か?最新宇宙論が描く新しい姿」 まとめ

下記番組のまとめを書きます。

放送局NHK
番組名コズミックフロント NEXT
宇宙は偶然か?必然か?最新宇宙論が描く新しい姿
初回放送日時2017.7.13(木) 22:00~

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。

この番組は今でも「U-NEXT」で視聴できます。
U-NEXTでは、NHKオンデマンドで配信中の作品に加えてその他の科学系ドキュメンタリー番組を多数配信しています。

「コズミックフロント NEXT」のタイトル一覧はこちらです。

導入部より引用

私たちを生み出した母なる宇宙。英語でUniverse。唯一という意味があります。

しかし今、この言葉が変わるかもしれません。「Multiverse」と。宇宙はたくさんあるというのです。

たくさん存在するという宇宙。いったいどのような形で存在しているのでしょうか?
その宇宙像をめぐって世界中の研究者たちが議論を戦わせています。

宇宙は次々と風船のように生まれ独立して存在する?
いいや、ほかの宇宙は私たちには見えないだけですぐそばにあるかもしれない?
他の宇宙には私たちの世界とはまったく違う景色が広がっている?
奇妙な宇宙もある?

そんな数ある宇宙から私たちは偶然生まれたのか?それとも必然なのか?
研究者たちが考える究極の宇宙の姿とは?

マルチバースが描く新たな宇宙像に迫ります。

概要

宇宙が無数にあるというマルチバースを仮定すると、宇宙定数などの宇宙を構成する基本パラメータが今の値になっていることを説明できる。

数十年後は常識になっているのかもしれないし、もっと説得力のある説明が出てくるかもしれない。

研究者もマルチバースの妥当性を模索中。

詳細

■ マルチバース論の根拠

・インフレーション(佐藤勝彦)
 ・宇宙誕生時、真空のエネルギーによりインフレーションがいたるところで起きていた
  ・各インフレーションの先には新しい宇宙が生まれてへその緒はやがて切り離される。

・超弦理論(レオナルド・サスキンド)
 ・次元がほかの次元を巻き込んで別の世界を創り出す。10の500乗個の宇宙。

・宇宙定数(ワインバーグ)
 ・宇宙の加速膨張の観測結果からわかった値は10のマイナス120乗程度の小さな値。
 ・真空のエネルギーから導かれる理論値はもっと大きい(もっと急激に膨張している)
 ・この矛盾を解くためには宇宙がたくさんあると考えればいい。そうすればΛの値はほとんどの宇宙で大きくても、ごくまれに私たちの宇宙のようにΛが小さな宇宙もあると考えることができる。

■ 人間原理

・「宇宙は、人間が生まれるために微調整されて出来たのではないか?人間のために必然的に出来たのではないか?」という考え

・マルチ―バースと人間原理は表裏一体(マックス・テグマーク)
 ・様々な条件で成り立っている無数の宇宙のうち、人間はそのなかの生存に適した宇宙に住んでいるにすぎない

■ 多世界宇宙(野村泰紀)

・マクロでも量子力学が成り立つための解釈。

■ ダークエネルギーが時間変化すればマルチバースは不要(小松英一郎)


・宇宙膨張の原因は真空ではなくダークエネルギー(暗黒エネルギー)かもしれない
・宇宙の膨張速度はダークエネルギーの密度によって時間変化するかもしれない
 ・今人間にとってちょうどいい密度
・100億年前以降は密度が一定だとわかっている。
 ・さらに昔についても調べている

感想、個人の意見

ナショジオ 「宇宙~時空超越の旅~」 #4 「多元的宇宙の謎」」でも類似のテーマ(マルチバース)をあつかっていました。

個人的にはあまり目新しい内容はありませんでした。

途中で出てきた「人間原理」は以前から気になっているのですが、その言わんとしていることがまだすっきり理解できていません。。

「コズミックフロント NEXT」のタイトル一覧はこちらです。

1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です