【モーガン】 「宇宙の果て」まとめ

下記同一内容の番組のまとめを書きます。

放送局 / 番組名 タイトル
Science(米)2011年 S2-2
Through The Wormhole
Is There an Edge to the Universe?
Discovery Channel(米)
モーガン・フリーマンが語る宇宙
宇宙の果て

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。

その他のタイトルの一覧はこちらです。

導入部より引用

一見、果てしなく広がっているかのように見える宇宙。でもそれは本当の姿なのでしょうか?

宇宙の彼方にはすべての存在が無に帰する場所があるのかもしれません。

宇宙の果てを探し、全体の構造を見極めようとする研究者たち。彼らは広範囲に及ぶ探査を行っています。

続々と現れる驚くべき事実。それらは宇宙の果ての存在ばかりかその先に潜むという想像を絶する別世界の存在さえ予感させるものでした。

要点

「宇宙は12面体かもしれない」
「この宇宙の隣に別の宇宙があって銀河団は重力で引っ張られているかのような観測データが得られた(ダークフロー)」
などの仮説の紹介。

詳細

■ 観測できる範囲には限界がある

(1) ニール・コーニッシュ(宇宙学者)
・もしも宇宙が無限だったら、夜空は星でいっぱいのはず。だから有限。
・宇宙背景放射はビッグバンから40万年経過後。それより前は観測できない。

■ 宇宙の端と端はつながっている?

(2) ジャンナ・レヴィン (Janna Levin)(宇宙学者)
・宇宙の端と端はつながっている。トーラス(ベーグル型)のように。
 ・そうだとすると全面が鏡のように見えるはずだが反射に時間がかかりすぎる。
 ・天文学者は夜空に鏡の映像を探しているが見つかってない。

■ 宇宙はの形は12面体?

(3) ジャン・ピエール・ルミネ(パリ天文台)
・宇宙背景放射に含まれる波長の大きさには上限がある。
 ・宇宙が有限の大きさの証拠では?
・宇宙背景放射にピッタリ一致する形は12面体

(4) グレン・スタークマン(物理学者)
・計測可能な宇宙が12面体に接していれば円形のパターンが見えるはずだがまだ見つかっていない
・WMAPの温度ムラを音波に例えると、音のスペクトルは宇宙の形によって変わる(太鼓と同じ)。それを利用して宇宙の形が12面体かどうかを解析中。

■ 宇宙の膨張はもうすぐ終わる?

(5) アンディ・アルブレヒト(Andreas Albrecht)(理論物理学者)
・無限という概念を取り払ってインフレーション理論を再構築すると、宇宙の膨張は今後、今観測可能な範囲の20%増しくらいで止まると思われる。

■ 銀河は1方向に動いている?それは宇宙がたくさんある証拠?

(6) アレキサンダー・カシリンスキー(Alexander Kashlinsky)(NASAの天文学者)
・観測の結果、宇宙にあるすべての銀河団はある1つの方向に向けて動いていることがわかった。
 ・「ダークフロー(暗黒流動)」と命名。
 ・宇宙を2次元とすると、平坦ではなく傾斜があるのかもしれない
 ・データの信ぴょう性を確認中。

(7) ローラ・メルシニホートン(?)(理論物理学者)
・ひも理論では余剰次元の丸め方が10の500乗個ある。
 ・1個の宇宙だとビッグバンが起きる確率は低いが、宇宙がたくさんあればどれか1つはビッグバンが起きてもおかしくない。
・(6)のダークフローの観測結果やWMAPのコールドスポットは、この宇宙に別の宇宙が近づいていてその重力に引っ張られている証拠かも
 ・(6)のダークフローの観測結果とコールドスポットから予測される銀河の動きがピッタリ一致した

感想、個人の意見

(6)の「ダークフロー」は知りませんでした。この番組を見ただけではどのような批判があるのかよくわかりませんでしたが、Wikipediaに少し紹介されています。

(7)の「ダークフローやWMAPのコールドスポットは他の宇宙の重力によるものかもしれない」という説は面白いと思いました。直接的な検証は難しそうですが。。(^^;


シリーズのタイトル一覧はこちらです。

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