【解明・宇宙の仕組み】 「世にも奇妙な惑星群」 まとめ

放送局 | ディスカバリーチャンネル |
番組名 | 解明・宇宙の仕組み S5-8「世にも奇妙な惑星群」 |
原題 | HOW THE UNIVERSE WORKS 「Strangest Alien Worlds」 |
放送日時 | 2017年 |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
タイトル一覧はこちらです。
導入部より引用
もうひとつの地球が見つかることを願いつつ。何千という惑星が見つかりましたが、ほとんどが地球とかけ離れた世界でした。
世にも奇妙な惑星ばかりなのです。
恒星から離れて浮遊する惑星。
ダイヤモンドでできた惑星。
恒星を見つめ続ける巨大な目玉のような惑星。
どこかに生命を宿せる惑星はあるでしょうか?
それとも地球のような惑星は他には存在しないのでしょうか?
概要
太陽系以外の惑星が何千も見つかっている。その中には人間の想像の範囲を超えた惑星がたくさんあった。
その実例をいくつか紹介。
・パルサーのまわりを回るダイヤモンドでできた惑星
・最も近くにある恒星の惑星「プロキシマb」
・真っ黒なガス惑星 「TrES-2b」
・宇宙を単独でさまよう「浮遊惑星」
・異常に減光する「タビーの星」
詳細
■ 系外惑星の探し方・初期は、惑星の回転によって恒星がふらつくのを感知していた。
・今は、惑星が恒星の前を横切る時の明るさの変化を感知する(トランジット法)。
・この方法で何千もの系外惑星が見つかった。
■ 太陽系以外に見つかった興味深い惑星
(1) パルサーのまわりを回る惑星
・パルサーとは、
・超新星爆発で生まれる
・直径20kmほどの球体にほぼ太陽1個分の質量が詰め込まれている
・1秒間に数百~数千回転する
・光線と強力な放射線を放っている
・パルサーのまわりを回る惑星は
・直径がパルサーの3000倍
・炭素の塊で、密度から推測するとダイヤモンドの結晶っぽい
・重力は地球の15倍以上
・爆発する前のパルサーと連星をなしていたと思われる。
・そのうちパルサーに吸い寄せられてバラバラになる
(2) 2016年、最も近くにある恒星の回りに地球のような惑星が見つかった
・赤色矮星プロキシマケンタウリの惑星「プロキシマb」。
・しかしプロキシマbには恒星に常に同じ面が向く現象「潮汐ロック」がかかっているので、恒星側の面は常に灼熱の砂漠、反対側の面は常に凍り付いた闇。
明暗境界線上になら生命がいるかも。
・「アイボールアース」・・・プロキシマbのように、離れた位置から見ると、最も赤色矮星に近い表面は氷が溶けて目玉のように見えると想像されている惑星。
・銀河系には数千億個の赤色矮星があり、その5%以上は地表に液体の水が存在する惑星を持っていると見られている(ハビタブル・ゾーン)。
・赤色矮星は長寿命だが、巨大なフレアが発生することがある。
・惑星が磁場で守られていればいい
(3) 真っ黒なガス惑星 「TrES-2b」
・恒星から受けた光の1%以下しか反射しない。真っ黒。
超高温が原因か?
・「ホットジュピター」かも
・恒星から遠く離れた場所で巨大ガス惑星に成長した(木星と同じ)
・そして原始惑星系円盤の中を公転する中で、残骸がブレーキになって速度を落とし、恒星に近づいてホットジュピターになる。
(4) 宇宙を単独でさまよう「浮遊惑星」
・惑星同士が近づきすぎると、一方は加速、もう一方は減速して宇宙に放り出されてしまう
・銀河系に数千億個あるとみられている。
・2013年に見つかった浮遊惑星は高温(800度)だった。
・鉄の雨(液体金属)が降る
・衛星を伴うかもしれない
・惑星との相互作用で摩擦熱が発生し、氷の下の海に熱水噴出孔を作り、生命がいるかもしれない。
(5) 異常に減光する「タビーの星」
・何者かに光を20%も遮られる恒星。しかもその周期は不規則。
・地球外生命体の巨大な太陽光発電所とか?(ダイソン球)
・SETIが調査したが空振り。
・今のところ有力な説は、彗星(チリの覆われた氷の塊)の一群が恒星を周回しているという説。
・この説の欠点は、必要な彗星の数が膨大だということ。
■ 地球そっくりの惑星がなかなか見つからない理由
・地球のように小さく、適度な大気と海と陸地を持つ惑星は珍しい
・理由として、「地球は第二世代の惑星」という説がある
・現在の地球は、第1世代の巨大な岩石惑星が砕け散った後、その残骸から形成された?
・太陽系は、形成初期にガス惑星である木星にかき乱された
感想、個人の意見
個人的にはプロキシマb以外は初めて聞いた話で面白かったです。星全体がダイヤモンドの結晶ってすごい。そのダイヤモンドが採取できれば地球のダイヤモンドの価格は暴落!?
太陽系の形成過程に関する仮説も興味深かったです。
タイトル一覧はこちらです。
0