【ZERO】 「これが世界一のシミュレーション!「スーパーコンピュータ 京」 」 まとめ

下記番組のまとめを書きます。

放送局NHK
番組名サイエンスZERO(サイエンスゼロ)
「これが世界一のシミュレーション!「スーパーコンピュータ 京」」
放送日時2015年10月4日

目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。

この番組は今でも「U-NEXT」というサイトでオンデマンドで視聴できる可能性があります(タイミングによります)。

「サイエンスZERO」のタイトル一覧はこちらです。

導入部より引用

計算速度は1秒間に1京回。圧倒的なスピードを誇るスーパーコンピュータ「京」。計算速度世界一に2度輝くなど常に注目を集めてきました。

京が最も成果を上げてきたのがシミュレーション。現実を超える驚異の世界を私たちに見せてくれます。
京の中で緻密に再現された都市。それをまるごと揺らして自信の被害を予測し、防災につなげるプロジェクトが進んでいます。
医療の現場では、患者1人1人に最適な手術方法がわかるまでになっています。
さらに新薬の開発。時間とコストが格段に削減できる方法が開発され製薬会社から注目を集めています。

研究の領域を超えて今や人の命を守るまでになったスーパーコンピュータ京。その成果に迫ります!

要点

・京によってこれまでのシミュレーションでは時間がかかりすぎて実用上難しかった計算が可能になった。
・応用分野は幅広い。
・2020年にはポスト京(名称未定)が運用開始予定。

詳細

■ 場所

・神戸の理化学研究所 計算科学研究機構にある。

■ 国が重点を入れる5分野

・防災・減災
 ・建物ごとの築年数、水道管まで考慮した地震のシミュレーション
 ・津波避難の1人1人についての年齢、運動能力、歩くスピード

・ものづくり
 ・20億メッシュで車の空力計算

・宇宙

・物質・エネルギー

・医療・創薬
 ・心臓シミュレーション
  ・手術の効果を事前に計算で予測できる
 ・抗がん剤開発
  ・抗がん剤として、目的のたんぱく質(鍵穴)に合う化合物(鍵)を見つける。
  ・従来のシミュレーションだとタンパク質が動かないモデルしか計算できなかったので正しい確率は5%程度だった。
  ・京だと実際の体内に近い環境を再現でき、正しい確率は50%に向上した。
  ・白血病(血液のがん)を引き起こす異常タンパク質は50種類以上あるが、効果がある薬は10数種類しか開発されていない。

■ ポスト京(名称未定)

・2020年に運用開始予定
・異常タンパク質を作る指示を出している大元のDNAとそこに結合するタンパク質に対する薬を作ろうとしている。
・分子の世界で薬がどのようにタンパク質と結合して離れるかの過程が全部見られるようになる

感想、個人の意見


「1秒間に1京回計算できる」と言われても、それが他の一般的なクラスターコンピュータと比べてどれくらい高速なのかがイメージしにくいかもしれません。2倍なのか、10倍なのか、100倍なのか。

理系のホームページ によると

家庭用のパソコンと比べて約1000倍以上速いものをスパコンと呼び、「京」の場合はパソコン数十万台分の速度です。

だそうです。たしかにスゴそうですね。


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