【ZERO】 「“人類の夢の技術”(1)タイムマシンは実現するのか!?」 まとめ
放送局 | NHK |
番組名 | サイエンスZERO(サイエンスゼロ) 「“人類の夢の技術”(1)タイムマシンは実現するのか!?」 | 放送日時 | 2017年 |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
この番組は今でも「U-NEXT」というサイトでオンデマンドで視聴できます。
「サイエンスZERO」のタイトル一覧はこちらです。
導入部より引用
今回のサイエンスZEROは、東京お台場の日本科学未来館から。今年もやります。年に1度の公開収録。
テーマは「人類の夢の技術」。今週はタイムマシンです!
タイムマシンが実現する!?その最前線に迫ります。
要点
未来へは可能。ただし現時点で行ける未来は秒単位の未来なので、今後の技術革新に期待。過去へはタイムパラドックスの問題もあるが、ワームホール、ワープ航法を使う方法などが研究されている。
詳細
真貝寿明(しんかいまさあき)さん(理論物理学者)が解説。「タイムマシン」という言葉は1895年にH.G.ウェルズさんが書いた小説「THE TIME MACHINE」が起源。80万年後の世界に行って帰ってくるというお話。
■ 未来に行く方法
・方法
相対性理論の
・高速で動くほど時間はゆっくり流れる
・重力が強いほど時間はゆっくり流れる
を利用する。
・現時点で「高速」な乗り物
・スペースX社が構想中の旅行用のロケット
・自足27,000km (日本からハワイまで30分)
・1年乗り続けたとしても時計は0.01秒しか遅れない
・ホーキング「スターショット計画」
・地球から4.2光年離れた系外惑星「プロキシマb」などに探査機を送る
・光速の20%
・今は小さなチップだが今後人が乗れるようにもできると開発者は言っている
・1年乗り続けたとしても時計は1週間遅れる
・10年後の未来に行くには、光速の99.99999%の乗り物に1日ちょっと乗ればいい。
■ 過去に行く方法
・ネガティブな話
・タイムパラドックスの問題
・「量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功」という論文
・「時間の矢」の起源の解明へ大きな一歩
・時空の歪みは考慮していない
・ポジティブな話
・アメリカのロナルド・L・マレット教授
・レーザー光を循環させることで強いエネルギーを発生させ時空を歪ませる装置がある。
・歪んだ時空から、素粒子や情報を過去に送れると考えている。
・キップ・ソーン博士(重力波の検出でノーベル賞受賞)
・ワームホール(瞬間移動できる時空のトンネル)を使う
・A地点とB地点を結ぶワームホールを用意する。
・Bのワームホールをつかんで高速で移動して戻すことでBの時間を遅らせる
・BからAに行けば、A地点の過去に行ける
・ワームホールは未発見
・NASAが「ワープ航法」を研究している⇒タイムマシンにつながるかも
・1994年にメキシコのアルクビエレ(物理学者)が時空をワープさせる方法を提案
感想、個人の意見
タイムマシン(タイムトラベル)についての番組は過去に何度かまとめましたが、比較的最近の最新情報ということで観てみました。期待どおり、未来へのタイムトラベルについて、聞いたことのない話がいくつかありました。ワームホールもワープ航法もよく知らないので本でも読んでみようかな。
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