ナショジオ 「宇宙~時空超越の旅~」 #2 「宇宙空間の謎」

下記番組のまとめを書きます。
放送局ナショナルジオグラフィック
番組名宇宙~時空超越の旅~
by ブライアン・グリーン
原題Beyond The Cosmos (The Fabric of the cosmos)
エピソード#2 「宇宙空間の謎」 (原題:「Space Odyssey」)


目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。

この番組は以前
・「U-NEXT
・「Amazonビデオ
でオンデマンド配信されていたようですが、2018.02.20 現在では配信されなくなっているようです。

スカパー!などのナショナルジオグラフィックを契約していれば、運がよければ不定期に再放送しているのが見られるかもしれません。

導入部より引用

建物やバス、乗用車、人間といった様々な物質に満ち溢れた私たちの日常世界。
大都会ニューヨークはその最たる場所かもしれません。

しかし私たちの身の回りには物質と同じくらい重要であるにもかかわらず、多くの謎に包まれているものがあります。

それは空間。物質を取り巻く空間です。

要点

空間についての科学の認識の変遷を時系列で紹介しています。

詳細

■ ニュートン

空間は何もない舞台である。
絶対的で不変で、物質と相互作用しないもの。

■ アインシュタイン(20世紀はじめ)

光速は誰から見ても一定。
それを認めるなら時間と空間は相対的なものということになる。
時間と空間は「時空」として一体化する。
重力のメカニズムを時空のゆがみとした。

時空がゆがんでいることの真偽を、レナード・シッフが50年近くかけて、実験で直接的に確認した(2004年)。
具体的には、宇宙に浮かべたジャイロスコープの向きが、地球による空間のねじれの影響を考慮した相対論による計算結果とほぼ一致した。

■ 量子力学

量子力学では、空っぽの空間でも粒子の生成・衝突・消滅が繰り返されている。
ヘンドリック・カシミールが実験で示した。

■ ヒッグス粒子(1964提唱、2012年発見)

空間には物質に質量を与えるヒッグス粒子も大量にある。

■ ダークエネルギー

空間は宇宙を加速膨張させるダークエネルギーで満ちている。
まだ正体不明。相対論の宇宙定数にあたる。
ダークエネルギーが原因で、宇宙は最終的に星通しが離れすぎて冷たくて暗くて寂しい場所になるかもしれない。あるいは、万物が引き裂かれるかもしれない(ビッグリップ)

■ ホログラフ理論

この宇宙の外側には2次元の情報源があって、3次元空間に投影されているだけかもしれない。少なくともブラックホールでは計算上それが起こっていそう。

感想、個人の意見

これから宇宙論について知りたいという方が概要を知るにはいい番組だと思います。
ヒッグス粒子はご存知の通りこの番組制作後の2012年に発見されてます。



元となっている書籍はこちらです↓

文庫 宇宙を織りなすもの 上: 時間と空間の正体 (草思社文庫)


文庫 宇宙を織りなすもの 下: 時間と空間の正体 (草思社文庫)

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