ブログに数式を書く方法

■ Webサイトで数式を書くには?

今回の記事はIT寄りの話です。

理系の方なら、電子的なファイルやWebサイトなどに複雑な数式を書きたいときに、どのツールを使うかで悩んだことがあるのではないでしょうか。

今日は数式を使ったWebサイトの作り方の1例をご紹介します。

なお、Webサイトのどんなシステムでも、画像さえ扱えれば数式を画像で用意してそれを貼るという力技でも対応可能です。しかしすべての数式を画像で自分で用意するのは大変ですし、式を後で修正するとなったときも面倒です。
ここではテキスト形式で数式を書けば自動的に見た目のきれいな数式に変換してくれるような(例えば 「\sqrt{2}」と書けばユーザには \( \sqrt{2} \) と表示してくれるような)システムを対象とします。


■ ITにそこそこ詳しくて自由度が欲しい人には WordPress がオススメ

このサイトはWordpressというブログシステムを使っています。
サーバに自分でインストールして使うタイプのブログのシステムとしては2018年1月の時点ではトップシェアなんじゃないかと思います。

そんなWordpressの強みのひとつが、数式が書けるということです。
Wordpress以外にも例えば「はてなブログ」でも数式は使えます。
はてなブログもいろいろサービスが充実していていいのですが、私は自由度を重視して、レンタルサーバ代をかけてでも「レンタルサーバ+Wordpress」を選びました。


■ プラグインは 「MathJax-LaTeX」

ただしWordpressはデフォルトの状態では数式は書けず、プラグインが必要になります。
私が使っている数式プラグインは「MathJax-LaTeX」です。

MathJax-LaTeX は、その名の通り、数式を LaTex という書式に従ってテキスト形式で書けば、Webブラウザで閲覧すると自動的にきれいな数式に変換して表示くれるWordpressのプラグインです。

ちなみにLaTex(「ラテフ」とか「ラテック」と読みます)は理系の論文や書籍の原稿の書式として長期に渡りデファクトスタンダートの地位にありますので、文法を身に着けておいて損はないと思います。

「MathJax-LaTeX」以外にも同様の機能のプラグインはたくさんあります。2018年1月時点で私が調べた限りでは、「MathJax-LaTeX」がユーザ評価、シェアなどから最も安心して使えそうだと感じました。


■ コマンドリファレンス

LaTeXに不慣れなうちは、LaTeXのコマンド集を確認しながら数式を書くことになると思います。
私が使わせてもらっている LaTeX のコマンド集はこちらです。
Easy Copy MathJax

リファレンス内のどこに自分の知りたい情報があるかを調べるには、PCならキーボードで ctrl + F キーを押してキーワード検索するといいと思います。


■ Tips

・数式の位置を左寄せにするには?
  ⇒style.cssに下記を追記します。
  .MathJax_Display {
    text-align: left !important;
    text-indent: 1em !important;
  }
  「1em」の数字は左端からの余白です。自由に調整してください。

・数式のフォントサイズを変更するには?⇒style.cssに下記を追記します。
  .MathJax_Display {
    font-size: 1.5em;
  }
  「1.5em」はフォントサイズです。自由に調整してください。

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