下記同一内容の番組のまとめを書…
【モーガン】 「命の始まり」まとめ
放送局 / 番組名 | タイトル |
Science(米)2013年 S4-2 「Through The Wormhole」 |
When Does Life Begin? |
Discovery Channel(米) 「モーガン・フリーマンが語る宇宙」 |
命の始まり |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。
その他のタイトルの一覧はこちらです。
導入部より引用
誰にでも始まりがあります。でもその始まりとはいつなのでしょう?
2つの細胞が出会ったとき?
それともこの世に生まれたとき?
科学者と宗教家の答えは違うはずです。
生物学的な反応と意識の有無。どちらが生きている証なのでしょう?
意識を作り出すことができれば人はモノに命を与え、命の始まりを見ることができるのでしょうか?
概要
命のはじまりについては次の説が紹介されています。・受精したときとする説
・親子で重複する期間があるとする説
・妊娠25週前後とする説
・5歳くらいまでかけて徐々にとする説
あとは人工的に生物を作る話です。
詳細
(1) モーリー・コンディック(生物学者)・命の始まりは、精子と卵子が合わさった胚細胞。
・生物によっていろんな繁殖の仕方をする
木、プラナリア
・人は?
ヒト胚:卵子+精子で単細胞。ヒトの設計図が既に決まっている。
放っておいても組み立てられる。
・卵管を通って子宮へ移動して細胞分裂を始める。
1週間後、子宮壁に着床する。
2週間後、胚の形は原始的な体のようになる
3週間後、脳、神経系統、臓器、血管、背骨、手足、etc
(2) ヒラリー・ハビル(がん研究センター)
・肉親(親子、兄弟)間で、重なる細胞がある。
・妊娠中、母体と胎児の間では、胎盤を通して、細胞やDNAのやりとりが行われている。
・兄弟間で、母体を通して細胞のリレーがありえる。その細胞はがん細胞の働きを抑える。逆に自己免疫疾患を起こすこともある。
(3) フーゴ・ラーゲルクランツ(医師)
・人の意識は大脳皮質が刺激に反応する妊娠25週前後で目覚める
・意識は大脳皮質に宿る。刺激が大脳皮質に届かなければ意識できない。
・魚には、視床皮質連絡という、大脳皮質に情報を伝える回路がないので痛みの心理的な面を理解できない。
(4) フィリップ・ロシャ(児童心理学者)
自意識(他人からどう見られるか)に目覚め、赤面し、恥ずかしいと思うようになったとき、心理学的にも文化的にも人生が始まったといえる。5歳くらいまでにかけて徐々に。
(5) ケイト・イジケビッチ()
・世界初の生きている機械を作ろうとしている。
・機械学習、人工知能で意識を持たせる。アメとムチで経験を積ませる。
(6) マーティン・ハンクジック()
・生物と無生物の境界はあいまい。
・分子たちが自己組織化を図ることが必要。
・シャーレに油をたらしただけだと何も起こらない。
油滴に界面活性剤を分解する成分を混ぜ込んだら、油滴は界面活性剤を分解しながらシャーレの中を運動し始めた。
食物にあたるのは界面活性剤。これを加えると油滴はそちらの方へ動く。
複数の油滴を入れると、相手を探してくっつく。
(7) フランシス・ハイリゲン ()
ブリュッセル自由大学 進化サイバネティックスを研究
・インターネットはグローバルな頭脳(生命体)と言える
・人ひとりひとりはニューロンにあたる
・ニューロンのネットワーク
感想、個人の意見
「命のはじまり」というテーマだと解釈がいろいろできそうです。「命はいつ始まるか」「生物と無生物の違いは何か」などです。
個人的に一番興味があるのは、地球にどうやって生命が誕生したかです。
なので、(6)の油滴で生物っぽいものが作れるというのは興味深かったです。
シリーズのタイトル一覧はこちらです。
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