下記同一内容の番組のまとめを書…
【モーガン】 「海は思考するのか?」まとめ
放送局 / 番組名 | タイトル |
Science(米)2014年 S5-5 「Through The Wormhole」 |
Does the Ocean Think? |
Discovery Channel(米) 「モーガン・フリーマンが語る宇宙」 |
海は思考するのか? |
Eテレ(NHK教育)(日本) 「モーガン・フリーマン 時空を超えて」 |
海は思考するのか? |
目的は、「見逃してしまった人に、概要だけでもお伝えすること」です。
運が良ければたまにやってる再放送を見られるかもしれません。
その他のタイトルの一覧はこちらです。
導入部より引用
地球上には未だ知られざる生物が潜んでいるかもしれません。私たちが知るいかなる生命体とも異なる生物です。
その体長は何千kmにもおよび、1000年に1回鼓動する心臓と地球上のほぼすべての生物を滅ぼしかねない強力な免疫システムを持っています。知性すら備えているかもしれません。
広大な海自体が意識を持つ生き物である可能性はあるのでしょうか?もしそうなら、海は私たちのことをどう思っているのでしょう?
要点
海を生物とみなせる考え方がいくつか紹介されています。詳細
■ 水は生物かも?(1) アンダース・ニルソン(物理学者)
・水の中では水分子が活発に変化している。
・温度や接触する化学物質によって変化が変わる。
・水に意識があるかどうかは不明。
■ 最古の生物は超個体かも?
(2) グスタボ・カエターノ・アノイェス(進化生物学者)
・進化の系統樹の最上流をLUCA(生物共通祖先)と呼んでいる。
・LUCAはしっかりした細胞壁を持たず、複数の細胞が1つの巨大な共存的存在として振る舞う「超個体」だったと考えている。
■ 海は代謝しているかも?
(3) タイラー・ヴォルク(生物学者)
・海は、川から入ってくる食物を代謝して老廃物を海底へと排出する。
・海中の生物は、それぞれ海という生命体の臓器のような働きをする。
■ 海の堆積物は電気伝導性を持ちうる⇒海の脳かも?
(6) ユーリ・ゴービー(微生物学者)
・水性細菌から金属元素を奪うと、細菌は窒息して死滅するかと思いきや、電気伝導性を持つ細かい毛を張り巡らした(「生物的ナノワイヤー」と命名)。海にとっての脳の神経細胞にあたるかもしれない。
・海底の堆積物の細胞は海の神経回路としてつながっている。
・「1個の細菌は思考できるか?」はNo。「微生物の群衆は思考できるか?」はYesかもしれない。「海は情報を処理して思考できるか?」ならYes。
■ 海の免疫システムが過剰反応すると危険(生物とのアナロジー)
(4) リー・カンプ(地質学者)
・海の中の細菌が海にとっての免疫の働きをする。
・有害物質を無毒化する
・免疫システムが過剰反応すると、生きるために必要な機能まで阻害されることがある
(5) ピーター・ウォード(古生物学者)
・過去の生物の大量絶滅
・原因は、海の中の細菌が発した硫化水素。
・過去に少なくとも5回起きた。
・海面の温度が数度上昇するか淡水が入ってくると、海の底に酸素があまり運ばれなくなり、海中で硫化水素を生み出す最近が活性化し、生物にとって危険。
■ 寄生虫で海の健康診断ができる
(7) デビッド・マルコリエーゼ(生物学者)
・寄生虫は、人間にとっては寄生虫はあまり好ましいものではないかもしれないが、食物連鎖が行われていることの証。
感想、個人の意見
生物と海の間でアナロジーが成り立つかもしれませんが、私は海は生物とは思えません。。なぜなら、海の挙動は物理法則で説明できそうだからです。
生物なら、物理法則では説明できない、意志による動き(例えば人間なら自分の意志で物を投げるなど)が必要な気がします。
シリーズのタイトル一覧はこちらです。
1